475.自社の環境分析方法 環境分析まとめ

2020年8月2日

環境分析は、数値目標を達成するための戦略・戦術を考えるうえで、非常に大切なステップです!

 

これまで、自社の環境分析をする方法をいくつか紹介してきました。今回はそれらをまとめます。

ぜひとも、整理し、実務に活用してください。

        【環境分析の体系図】

これまでの環境分析を体系化すると、上記の図のようになります。

 

環境分析はまず「内部環境」と「外部環境」に分けられる!

 

内部環境とは、自社内の状況分析です。

自社内の資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」という言い方をされますが、HAFL分析はそれに基づいて行います。

ヒトは人材、モノは資産、カネは資金、情報はリテラシーということです。

また、自社の製品等は、ポートフォリオまたはライフサイクル分析で行います。

自社の製品等の状況をポジショニングし、マンパワーとおカネの投下配分を決定します。

 

外部環境とは、社外の状況分析です。

まずは、マクロ的にPEST分析で、P:政治・制度面、E:経済面、S:社会文化面、T:技術面などから、多角的に漏れがない

ように見ます。

さらに、業界については、5フォース分析を活用し、業界内部、新規参入状況、代替状況、顧客の特性、仕入先の状況などから、

やはり漏れがないように見ます。

このような分析をすると、いろいろな問題や課題、チャンスなどが導けます。

 

それをSWOT分析で、自社の強み(S)、自社の弱み(W)、自社にとっての好機(O)、自社にとっての脅威(T)に、

まとめ直してみます。

ポイントは、あまり、あれこれ盛り込み過ぎないということです。

もし、課題等が多くあるのであれば、それらを時間軸で並べ、今期の課題と、次期以降の課題に振り分けて、絞り込みます。

 

そして、戦い方である戦略を考えます。

SWOT分析での基本的な戦略の考え方は、次の4パターンです。

 パターン1.OS戦略  自社にとっての「好機」を、自社の「強み」で活かす考え方です。

 パターン2.OW戦略  自社にとっての「好機」で、自社の「弱み」を解消する考え方です。

 パターン3.TS戦略  自社にとっての「脅威」を、自社の「強み」で最小化にする考え方です。

 パターン4.TS戦略  自社にとっての「脅威」と、自社の「弱み」による悪影響を回避する考え方です。

もちろん一番重要な戦略はOS戦略であり、またこの4パターンの戦略を必ずしも考えなくても良いことは言うまでもありません。

 

そして、最大のポイントはこれらの分析を分析のままで済ませないことだ!

 

冒頭に申しあげたように、これらの分析目的は「戦略・戦術を考え、最終的に経営計画を達成させる」ことにあります。

いま、新型コロナ感染で厳しい経営環境が続いていますが、このような環境分析に取り組んでみられると打開策が思い浮かぶかもと

思われますが、いかがでしょうか。

 

《MEMO》

1. HAFL分析とは

 ハフル分析とは、企業の資産は「ヒト・モノ・カネ・情報」といわれるように、自社内部を、ヒューマンリソース、アセット、

 ファンド、リテラシーの面から、分析してみようという考えです。詳しくは、473参照してください。

2.ポートフォリオ分析とは

 ポートフォリオ分析とは、自社の製品等をその市場の成長率と市場シェアから、「金のなる木」なのか、「花形」なのか、

 「問題児」なのか、「負け犬」なのかを見分け、資源投資(ヒト・モノ・カネ)の判断をする考え方です。詳しくは、474等を

 参照してください。 

3.ライフサイクル分析とは

 ライフサイクル分析とは、自社の製品・商品・サービスの売上高推移をみて、「導入期」なのか、「成長期」なのか、あるいは

 「成熟期」なのか、「衰退期」なのかを見分け、資源投資(ヒト・モノ・カネ)の判断をする考え方です。詳しくは、4734等を

 参照してください。

4.ペスト分析とは

 ペスト分析とは、自社の外部環境を、P:ポリティカル、E:エコノミー、S:ソサイエティ、T:テクノロジーの4つの分野

 から捉える手法です。詳しくは、472等を参照してください。

5.5フォース分析

 5フォース分析とは、自社の競合状況を分析する方法です。業界には「5つの力が働いている」と考え、それが、同業者、新規

 参入者、仕入れ業者(売り手)、代替品取扱業者、購入者(買い手)の5つの力です。

 それぞれの状況を判断し、戦略を練る材料します。詳しくは、469等を参照してください。

6.SWOT分析とは

 スウォット分析とは、内部環境は「強み(S)」と「弱み(W)」から、外部環境は「機会(O)」と「脅威(T)」から分析し

 どういう戦略をとるべきかを考える手法です。詳しくは、468を参照してください。

 

 

さて、どう思われましたか?

「うちなんてそんなこと考えても・・」と思われた方、「おもしろそう・・」と思われた方、いろいろかと思います。

差別化や区別化の秘訣は「よそではやっていないことをやる」ということが基本です。

ということは「そんなこと誰もやっていない・・」を思われたことをやることが、大切なのかもわかりません。

このような発想を持って経営すると、自然と他社との差別化につながり、自社の発展につながってきます。

これからは「ただ商売をやればよい」という考え方だけでは、商売は続けられません。

チョッと、今までにない考えを持って、事業に取り組む姿勢が大事だと思いますが、いかが考えられますか?

 

 

戦略を考えるにあたって重要なことは、『思い込み』なるものを打ち破ることです。

私たちは思いのほか、思い込みに囚われて、生活や仕事をしています。

その結果が「いま」であることを忘れてはいけないと思います。

違う結果を得たいと思うのであれば、『思い込み』を打ち破るしかありません。

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