213.会計は会社を良くできる-3

2015年3月24日

第3回 科目残高は明細で管理する

今回は非常に大事な話をしたいと思います。よくお読みくだされば幸いです。

 

1.経理・会計は管理会計の時代

多くの企業は会計事務所に関与を依頼し、経理をアウトソーシングしたり、指導を受けて経理処理したりしている関係から、会計を勘定科目単位で行なっているのが普通だと思います。
『勘定科目単位』とは売上であれば「売上高」という科目一つで計上したりすることを言います。

実は、多くの会計事務所の経理指導は「決算を組む」ことを前提にしているのでそうしているだけなのです。そのような経理・会計は旧式のものであり『制度会計』と呼ばれています。

しかし会計を経営に活かす目的で経理をしている大手企業や中堅・中小企業の間ではそうはしていません。
売上計上は収益源ごとにかつ得意先ごとにしているのです。売掛金や買掛金であれば得意先・仕入先ごとに計上しています。
また原価や仕入に関しては経費細目ごとにしています。たとえば、水道光熱費であれば、電気代・ガス代・水道代などに分けて計上しています。通信料であれば、電話回線・インターネット回線・プロバイダー代・郵便代などに分けて計上しています。

そうすることによって、さまざまな経営情報が会計より得られることになっています。
売上はどの分野が成長しているのか、さらにどの得意先との取引が増えているのか、減っているのか、がわかります。
買掛金をみればどの仕入先からの仕入れが増えているのかわかります。
また原価や経費を見れば、具体的にどの原価明細項目・どの経費明細項目が増加しているのか、減少しているのか、わかります。

このような新しい経理・会計のやり方は、制度会計に対して管理会計』と呼ばれています。

 

2.会計ソフトによる経理・会計で会社経営の技術を高める

まさにいまの経営状況が手に取るようにわかります。
手に取るようにわかれば、具体的な対策も立てやすくなります。
いまや経理・会計はコンピュータと会計ソフトの発達のおかげで、このように経営に活かせるものとなったのです。
このようにできるようになると会社の現状がハッキリとわかりますので、以前のように「勘や経験に頼っていた不確かな経営」から「しっかりした経営」ができるようになります。
しっかりした経営ができれば、それだけ会社の寿命や成長を促すことができます。

 

 

経営はいまや、勘や経験ではなく、科学的に経営技術を持って行なうものとなっています。