192.競争優位に立つ STPと4P4C
2014年10月25日
第24回 STPと4P・4C(1)
戦略論として、これまで『ブルー・オーシャン戦略』、『製品・市場成長戦略』、『ランチェスター戦略』、そして『基本競争戦略』を説明してきました。
しかし、実際には、それらの戦略論の前には「方針」が必要であり、戦略の後には「施策」が必要となります。
方針とはSTPのことであり、セグメント・ターゲット・ポジショニング、の頭文字を取っています。
施策とは4Pと4Cのことであり、4Pとはプロダクト、プライス、プレイス、プロモーションのことを表し、4Cとはカスタマーバリュー、コスト、コンビニエンス、コミュニケーションのことを表します。
STPは販売あるいは営業の骨子といえます。
これが明確になればなるほど、適した販売戦略が取れるようになります。
戦略論はその販売戦略の考え方といえます。
自社の製品・商品あるいはサービス・業務の付加価値化に重点を置くのか、差別化に重点を置くのか、はたまた、新規市場を開拓に重点を置くのか。あるいは、どこに集中化するのか、陽動はどうするのか、コスト削減はどうするのか、、市場創造の可能性はどうなのか、などを明らかにします。
4Pと4Cは具体的な施策を企業視点と顧客視点から確認することできます。
この施策で自社として大丈夫なのか、あるいは顧客の立場からは十分納得性はあるのかを主客交えた視点でチェックします。
次回はSTPについて、詳しくご説明します。