417.図解 事業戦略策定 33

2019年6月14日

事業戦略策定第33回は『自社の競争優位性を見る戦略キャンパス』です。

経営者は常に何とか、同業他社に負けないよう、経営努力をして、自社の事業を維持・発展させていきたいと考えています。

しかしなかなかそうすることは難しく、どうすればより事業を発展させていけるのか、悩ましいところです。

そんなときに、自社の販売戦略を競い合っている他社と比較して、見える化し、新しい価値を創造していくためのツールが、

この「戦略キャンパス」なのです。

 

1 戦略キャンパスとは

戦略キャンパスとは、ブルーオーシャン戦略の中で提示されている、具体的なツールのひとつです。

直訳風に説明すれば、ブルー・オーシャン戦略を構築する校庭にその新しい付加価値を確認するあるいはさらに創造する方法です。

上図を見てください。

横軸に「競争の軸」を考えます。言い換えれば、新たに挑む「価値要素」と言っていいのかもわかりません。

縦軸には「価値の水準」を取ります。言い換えれば、顧客の立場に立った「魅力度」です。

そして、各競争要素の魅力度の点数を結び合わせた折れ線グラフ(価値曲線)が、

他社と大きく異なれば異なるほど、新たな市場を創造できる可能性が高いことを示します。

上図は、メガネ業界の風雲児「JINS」、その少し前席巻した「眼鏡市場」、さらにそれ以前に台頭した「ブランド系」の

戦略キャンパス図です。

そうすると、JINSは材質などを絞り込み、経験曲線を無くして、その分を価格や納期に反映させたことがわかります。

さらに低価格を実現したことにより、保証よりも買替に切替えたこともわかります。

私たちはそこまで極端な成果を表すことはむずかしいかもわかりませんが、そのような発想で仕事に取り組むことの大切さを

教えられるのではないのでしょうか。

ここで教えられることは「これまでの常識で物事を捉えない」ことです。 常識の先には「変革」はありません。

 

2 戦略キャンバスの手順

(1) 競争要因を考える

 まず、競争の軸を考えます。 当社は何で勝負するのか、何で勝負できるのか、です。

(2) 競争要因における競争相手の価値水準をプロットする

 次に決めたそれぞれの競争要因における、競合他社の価値水準をプロットして(価値曲線)、見える化します。

(3) 競争要因における現状の自社の価値水準をプロットする

 同様に、自社の戦略に基づいた競争要因における、現状の価値水準をプロットし、見える化します。

(4) 新しい自社の価値水準をプロットする

 そして、新しい自社の価値水準をプロットします。

(5) 検証(練り直し)

 さて、これまでの自社と違い、あるいは競争相手との違いがハッキリしているでしょうか。

 これで、お客様にも、違いを気づいていただけますか。

 物足りなければ、いま一度、戦略を練り直します。

(6) 新しい価値曲線の引き直し(自社の戦略キャンパスの完成)

 練り直した後の、価値水準をプロットします。

 これで、いままでの自社及び競争相手との違いが、客観的に明確になるまで高められれば、自社の戦略キャンパスは完成です。

 あとは、どのようにこの新しく創造した価値を推進していくのか、戦術を練ります。

 

この戦略キャンパスの目的は、競争することではなく、新しい価値を創造することです。

無理に「勝とうとする」のではなく、「独自の価値を創造すること」に信念とプライドを持っていたいものです。

 

 

理論どおりに手順を踏むとか、そんなことはあまり重要ではありません。

大事なことは、「当社もこれまでの業界内の慣習や経験に囚われずに、新しい発想で、他がまだやっていないことをやってみる」と

いうマインドです。

私たちは想像以上に、思い込みの中で活動しており、他と違うことをやることを避け、同じような思考の中で、同じようなことを

やり続け、挙句の果ては、低価格化か、高コストをかけてコスト回収をできないか、という悪循環の中にいます。

ぜひ、ブルー・オーシャン・マインドで競争なんて関係のない、オンリーワンの世界を目指しましょう。

 

 

 

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戦略を考えるにあたって重要なことは『思い込み』なるものを打ち破ることです。

私たちは思いのほか、思い込みに囚われて、生活や仕事をしています。

その結果が「いま」であることを忘れてはいけないと思います。

違う結果を得たいと思うのであれば、『思い込み』を打ち破るしかありません。

インプルーブ研究所は、ITウェブサイトとマーケティングおよび経営会計で貴社の発展に尽力します。

ぜひ、一度お話いたしませんか? お問い合わせはお気軽に コチラ から

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